会話の苦手克服のための基本技術! 相槌の種類と打ち方!

 こちらの記事は、会話の苦手克服のために抑えるべき基本技術である「相槌」の種類について書いている記事です。

 相槌というのは、基本的に「相手の話を継続してもらう」ためにとても重要です。

 自分は最初から相槌が苦手な方ではなかった(というのも、家族が異常に話が長いタイプだったので、その長い話を何とか聞ききる中で相槌力が培われたのかもしれません笑!)ので、相槌がある場合とない場合で相手が話を継続的にできるかどうかを比較してみたことはないのですが、少なくとも、「相槌を打ったことで、話が区切りになるところだったのを、しっかりと話し続けてくれた」と思う経験は何度もしています。

 相手が、話を最後までしっかりとしてくれるかどうかを左右するのが相槌、という認識を持ってもらえればいいかと思います。

 それでははじめていきましょう!

 

 

相槌の打ち方の重要なポイント

 まず、一個重要なポイントを書いておきます。

 それは、

「相槌を難しく考えすぎない笑!」

 ということです笑

 ココには色々な相槌の種類をたくさん書いていきますが、会話の際は、相槌は複雑に考えすぎないことが大事です笑!

 考えすぎて相槌が打てないなんてのが一番よくない展開です!

 自分が素直に思った短い感想を口にする、のが相槌だと思ってくれればいいと思います笑!

 相槌なんて究極、

ためになったら「ふむふむ」

納得したら「なるほどー」

ちょっと新しい情報だったら「へえ、そうなんだ」

共感出来たら「確かに、わかる笑」

話を聞いて心配だと思ったら「それは心配だよね……」

 とか、そういう感じで、思ったことを短くポッと表明すれば大丈夫です笑!

 自分が会話が苦手だったころもそうでしたが、「色々と複雑なことが書いてあるから、会話を難しく考えすぎてしまう」という感じでした。

 ただ、会話を難しく考えすぎてしまって、苦手なままになってしまうのが一番よくないことなので、どうか肩肘をはらずに、思ったことを短くポッと表明する程度の感覚で相槌を想ってもらえればと思います!

 

動作系相槌とその打ち方

 まず、相槌の種類はかなり大きく分けると2つに分かれます。

 動作系相槌とワード系相槌です。

 多くの人が相槌の種類と聞いて思い浮かべるのはワード系相槌で、基本的な認識はそれで間違いないと思います。

 そして、動作系相槌とは声の発音を伴わない相槌です。

 要は、「うんうん」と首だけうなづいたりする、みたいなものですね。口を閉じた状態で空気だけ吐き出して「ふんふん」みたいな音を鳴らしながらやると、相手にも相槌を打っていることが伝わってよいです。

 こういった相槌は、「相手の話をしっかり聞いています」というのを伝えるために、実際にふむふむとなったタイミング、しかし相手が話し中のタイミングにうなづくものです。要は、相手の話を遮りたくないが相槌を打ちたいときに使います。

 また、別のタイミングで、相手が、「話の途中だと思うが、話をまとめるために考える時間に入る時」などでもこくこくという頷きは有効です。

 これは、「相手の話を聞いていて、これ以降の話も聞き続けるよ」という意思表示になります。

  その相槌を見ると、相手がまた自分のペースで言葉を続けてくれます。

 

 ちなみに、この動作系相槌は、慣れてくるとワード系相槌に伴って勝手に首がふんふん動くようになってきます。

 なので、今はまだ苦手な人は意識して使っていってみることをおすすめします。

 ワード系相槌にくっついて出てくるようになると、かなり快適に相槌が打てるようになります。

 

ワード系相槌とその打ち方

相槌の種類と打ち方①:単純相槌

 会話のリズムを作る目的が大きいです。

 相槌ワードは「うんうん」「なるほどね」「確かにね」「そうなのか」「へえ」「はいはい」「そういうことね」「わかる」などなどです。

「あー」「いやー」などの表現を頭に付け足して使うことも多いです。

 また、書いていてふと思い、今自分の振る舞いを振り返って反省しているのですが、短い相槌だからこそ、相手の顔を見ながら言った方がいいかもしれないと思いました。

 というのも、自分としては聞いているのですが、相手の顔を見ずにこの相槌を打つと、相槌の声のトーンなどによっては、「話に興味がないのかな?」と思われて切られてしまうかもしれないと思ったからです。

 実際、それで話を切られてたのかもしれないというシーンが思い当ってきました笑

 これはあかん笑

 特に相手のエピソードの語りだしの頃は注意して、単純相槌のような短すぎる相槌は使わないか、相手の顔を見て相槌を打つなど、工夫が必要かもしれません。

 相手がエピソードを話して乗っている時は、単純相槌をサクサク打っていっても十分話を続けてくれます。

 

相槌の種類と打ち方②:反復相槌

 これは「映画に行ったんだよ」に対し、「そうなんだ、映画に行ったんだねー」といった具合に返すいわゆる「オウム返し」です。

 相手の言った言葉をそのまま繰り返すもので、相手が何かを話したいと思っている時に、「聞く準備はできてるよー」みたいな意思表示で使えるイメージです。

 書いてる途中に思いましたが、相手が何かを話そうと自分から語り始めてくれた起点で使うといいかもしれません。今まで言語化したことがなかったので初めて意識しましたが、確かに自分も相手の話を最初に受けるときは反復相槌をしていることが多い気がします。

 もちろん別のタイミングでも使えます。

 相手の話が終わる時以外のすべてのタイミングで、話を続けてもらうために活用できる相槌です。

 

相槌の種類と打ち方③:要約相槌

 話がバラバラとまとまらずに、話し手も何を言いたいかわからないような状態で進んでいってしまう時に話を「整理」してあげる一言です。

 「それってこういうことですか?」「●●ってことですね」「△△って考えられるかな」など、うまく話をまとめる相槌です。

 要約のコツは「相手の話を一言でまとめると何だろう?」と意識することです。相手の話から本質を読み取り一言で整理することで、相手の頭はまとまります。

「機は熟したということですね」

 など、一発で話がまとまると、相手が話の方向性がズバッとまとまって、また相手がその方向性にのっとって話をまとめて進めてくれます。

 

相槌の種類と打ち方④:共感・同調相槌

 これは「それは心配だよね……」などと自分の感情を示したりして、「そうなんだよ! ……だから○○で、△△なんだよね……。本当に困った、どうしよ……」と続く話を引き出す相槌です。

 

相槌の種類と打ち方⑤:推進相槌

 相手の話が停滞しているときなどに「その話、面白いね!」「もっと教えて」「その時どうしたんですか?」と言って、相手が話しやすいように促すことです。

 相手は「この人は自分の話に興味を持ってくれているな」と感じることが出来るのです。

 ただ、この相槌は、自分は存在は知っているけれども使いこなせていない相槌です笑

 というか、使う気になれないというのが一番近いかもしれません。

 この相槌は、一歩間違えれば、「相手が話したい方向性とは違う方向に自分で話を持っていったりしてしまう」といった可能性を持っています。

 なので、自分は、相手が話の方向性を考えている時は、最初に挙げたように動作系相槌だけで、話を聞く姿勢のみ示し、相手から次の言葉を待ちます。

 「ゆっくりでいいよー」といった声を入れたりすることはあるかもしれません。

 こういうものを入れて自分は気長に待つタイプです。

 相手が悩んでいるということは、相手も思考能力を使っているはずで、少なくともそういった場合、自分さえ気まずいと思わなければ、相手は気にしないはずなので。

 自分は会話は相手の気まずさを最小限に抑えるゲームだと思っているので、その点で、相手が気まずくなければ、自分が無言でも特に問題ないというスタンスでおります笑

 なので、推進相槌が使いこなせる人はぜひ使いこなし方を教えてください笑!

 

 以上、相槌の種類と打ち方について紹介しました、参考になれば幸いです!

 

 また、以下の記事では相槌が上手くなりたい人に向けて相槌の練習方法を記載しています、こちらも会話の苦手克服のために重要なのでぜひ参考にしてみてください!

kyokasho2nd.hatenablog.com

 

 また、会話の苦手克服のために必要なその他の情報については以下の記事でまとめているので、こちらもぜひ確認いただければと思います!

kyokasho2nd.hatenablog.com