雑談での自己開示の2つの目的を紹介! 相手の話を引き出すためにも自分からの自己開示は重要!

この記事では主に雑談における自己開示の目的について記載しています。

 

 

2つの自己開示の目的

雑談における自己開示の目的は、雑談において何を目標にしているかにもよりますが、

1.自分が話したいことを話して雑談を楽しむ

2.相手が自己開示しやすい状態(=しゃべりやすい状態)を作る

という2点です!

 

自己開示の目的①:自分が話したいことを話して雑談を楽しむため

1は特に複雑なことはないと思うので細かくは書きませんが、いつでも自分が話したいことを話せる、って結構しゃべりやすいし楽しいですよね!
自分自身が雑談を楽しむために、しゃべりたいことはしゃべる、とても大事です!

(ちなみに、自分はほかの記事でも書いていますが雑談が得意な方ではないので、割と自分から話すのは苦手、というか好きではないタイプです笑 ただ、自分の興味のある話題についてしゃべっていて、相手も興味深そうに聞いてくれる場合はそれなりに楽しいので、そういう意味でも雑談を楽しむために自己開示は大切だなと思います)

 

自己開示の目的②:相手が話しやすいと思えるようにするため

2については雑談における自己開示の目的としてとても大事なので少し細かく書きます。

一般的によく言われることで「人は自分がしゃべるのが好き」というものがあります(先ほど書いたように自分は、比較的自分で話すのが好きなタイプではないので、一般的にはと書きましたw)。

そして、自分はよく聞き役として色々話を聞く機会は多いですが、「相手が気持ちよくしゃべってくれてるかも」と感じるぐらい相手の話が止まらなくなる機会も結構あります。

それを見ると、「たしかにしゃべるのが好きな人は多いんだろうな」という実感はあるので、ある程度真実だと思っています。

 

そして、この「ずっとしゃべってくれている状態」を作るために、自己開示はとても重要になります。

 

相手がずっとしゃべってくれている状態を作るためには、以下のような条件が必要です。
A.適度にこちらが最初に自己開示をしている
B.相手が話し始めたら適切な相槌を打って話を続けやすい環境を作る

 

それぞれを説明していきます。

 

A.適度にこちらが最初に自己開示をしている

 

こちらは、相手からの自己開示を引き出すための必須な要件です。

この記事を読んでくれている方も感じることがあるかもしれませんが、「相手から何か話を振ってくれて、そして相手自身の話をしてくれる」という人は、少し自分のことも話していいかな、と安心できたりしませんか?

そう、相手が自己開示を行ってくれると、初めてこちらも「自己開示してもいいんだ」「自己開示したいな」という気持ちになるんです!

 

この点を逆手にとって、「自分から自己開示をしていく」と相手がそうやって自己開示していい雰囲気を感じてくれるので、徐々に相手も自己開示してくれるようになります。

この、相手の自然な自己開示を引き出すのが、こちらが自己開示をする目的の1つ目です!

 

ちなみに、これについて、何故自己開示をしてもいいなという気持ちになるのかという点ですが、返報性の原理というのが関係しています。

返報性の原理はいくつかあるのですが、この場合重要なのは以下の2つです。

 

・好意の返報性:好意の返報性とは、相手から何らかの好意や親切を受けたときなどに、そのお返しやお礼をしたくなる心理のことです。

・自己開示の返報性:相手が先に本心を開示することで「自分も心を開いて接したい」という気持ちになる心理が自己開示の返報性です。例えば、初対面の人と話す際に相手が「緊張しています」と打ち明けたことで、自分の緊張がほぐれて話しやすくなった経験はありませんか?

 

この2つの返報性によって、相手の自己開示をしたくなる気持ちを引き出せます。

この返報性を利用した自己開示の引き出しが、雑談における自己開示の重要な目的の1つです!

 

B.相手が話し始めたら適切な相槌を打って話を続けやすい環境を作る

 

こちらは相槌の打ち方についての記事を書いたので、こちらを参考にしてもらえれば幸いです!

相手が自己開示を始めたら、あとは相槌と、適度なタイミングで自分も自己開示をすることで会話をうまく運ぶことができます!

会話の苦手克服のための基本技術! 相槌の種類と打ち方! - 教科書2.0 (hatenablog.com)