「自己開示ができない」のを会話の苦手克服のために直そう! 自己開示ができない原因と直し方!
この記事は、会話の苦手克服のために重要なポイントの1つ「自己開示ができない」について、原因と直し方について書いたものです。
ちなみに、こちらの記事は会話の苦手克服のための自己開示についての記事なので、「かなりプライベートな悩みが相談できない」「自分の複雑な過去を自己開示できない」といった、深いテーマについては取り扱っていないので、ご了承ください……!
ここでいう自己開示ができない、というのは、「私○○が好きなんだよねー」とかを口にして会話を広げることさえできない、というレベルの自己開示ができないだと思っていただければ幸いです。
(実際自分が会話が苦手だったころはこの程度のこともできなかったです笑 今は何とか会話の苦手を克服して言えるようになってますが笑)
自己開示は会話の苦手克服のためにかなり大事です……!
結構、会話に苦手意識がある人は自己開示に苦手意識がある人も多いなと感じています。
この記事ではその「自己開示ができない」問題に向き合っていきましょう!
自己開示とは
まず最初に、会話における自己開示とは一体何か、明確に書きます。
色々な会話方法のサイトを見ると、「自己開示をしよう!」と書いてあっても、その言葉の詳細が書いていないので、「なんとなく自己開示が大事なのはわかったけど、結局何をすればいいの?」となってしまうこともある気がしています。
なので、自己開示とは何かを明確に書いておきましょう。
会話における自己開示とは、
1.自分が経験した出来事などを、
2.自分が感じた感情込みで、
3.相手に今まで伝えていなかった情報をほどよく多めに(ほどよくというのは難しい塩梅で申し訳ないです笑 長くなければ基本問題ないので笑)加えて、
4.自分の話したいように自由に、
5.相手に話す
ということです。
それぞれのパートを詳しく書いていきましょう。
1.これについては見ればわかると思うのですが、自分が経験したものすべてです。何かの景色が目に入ってきたとか、誰かにこういうことを言われたとか、これからこういうことをするとか、とにかく何でもですね笑 なので、何でも話題に使っていいということを示しています。
2.自分が感じた感情込みで、というのは、基本的に「うまい!」とか、「いやー、きつかったー」とか、「痩せたいんだよね笑」とか、そういう自分の感情っぽいものならなんでもいいです(もちろん、必ず必要なわけではありませんよ笑? ただ、あると「相手が反応をしてきやすい」という観点で便利なので、できれば混ぜておくといいというところです)
基本ある出来事を経験した際、わざわざ話題に取り上げようと思う場合は、何かしら感じたことがあると思うので、それを素直に言えば問題ありません。
なぜ感情を入れるか、という目的についてですが、それは「相手がその感情に乗っかって反応をしてきやすい」からです。
例えば、イメージしてほしいのですが、上の例で行けば、
(ご飯を食べている時)
A.なんだこれ、うまい……!
B.確かにこれめっちゃうまいわ……! ○○で食べたときよりうまいかもしれん……!
A.マジか、○○はどんな感じだったん?
(テスト後)
A.テスト全然できなかったぞ……いやー、きつかった……
B.分かるわ……○○の問題とか全然できんかったわ……
A.そうなんだ、逆に○○の問題できた?
(ダイエットしていて)(あ、これ自分の話です笑 ダイエットとか体型は使い勝手がいいので自分のネタにしていることが多いです笑)
A.今ダイエットしててサラダチキンしか食べてないんですよ、痩せたい笑
B.痩せたいの笑? ぱっと見大丈夫そうだけど笑?
A.え? (おなかの下に脂肪を持ち上げるように手を当てて)結構出てますよ僕笑?
さて、上記のように例を書いてみましたが、注意してみてほしいのは、B.という話の受け手は、基本的に「感情」の部分にトリガーして話題を広げてきていますよね?
話題の広げ方はいろいろあるので、感情以外に注目して話が広がることも普通によくあるのですが、「感情」への反応は基本的に誰もが反応し慣れているからこそ、誰もが応対してくれやすいです。
自分はいまだに使いこなせていませんが、コミュ力オバケが使いこなしている伝家の宝刀がありますよね笑?
そう。
わかる
何がやねんと聞くたびに思ってますが笑 とはいえ自分も超時々使ってるので何とも言い難いんですが笑
この「わかる」も、感情について基本的に充てられていますよね?
そういうことなんです。
世の中の一般的なコミュニケーション能力を持った人たちは、「感情」起点で共感したりして話を広げるコミュニケーションにたけています。
なので、会話が苦手なコミュ障勢である我々も、積極的に活用させていただき、彼らが反応しやすいように会話を組み立てようという話です笑
3.相手に今まで伝えていなかった情報をほどよく多めに(ほどよくというのは難しい塩梅で申し訳ないです笑 長くなければ基本問題ないので笑)加える
次はこちらについてです。
この、相手に今まで伝えてなかった情報をほどよく多めに、というのはそのままですが、今まで相手に伝わっていなかったであろう情報を付け加えて話すということです。
これをしっかり付け加えることで、相手は「それは初めて知ったな、質問してみよう」とか、「そうだったんだ、分かるな、共感しよう!」といった、相手側が会話を続けやすいフックにできます。
相手側が割と自由に好きな方向性に話を広げられるような配慮みたいなものですね。
4.自分が話したいように話す、ということについて。
これはどういうことか、会話が苦手な人だと分かりづらいのではないかと思います。
なぜなら、自分も会話の自己開示に苦手意識があったころは、上のことは全く意識できていなかったので笑!
というか、自分の場合は会話の自己開示に苦手意識があったころは、2~4は全部できていなかったですね、ええ笑!
今振り返れば何一つできていなかったですね笑! 反省がすごいです笑
でも実際、こうやって体系的に会話について教えてもらったことがなかったのでしょうがなかったんだチクショウ……!
マジで高校で英コミュなんて謎の科目やるより前に日本語コミュニケーションを教えてくれ笑
小学1年生か保育園ぐらいで学びたかったぞ笑
話がそれすぎてしまいました、話を元に戻しましょう笑
自分が話したいように話すということについてです。
これは主に以下の2つをしても大丈夫、ということです。
①「あー」とか「うーん」とかの、話を整理してからまたしゃべるみたいな動き
②自分が途中から追加で話したくなったことがあれば話す
自分が会話での自己開示に苦手意識があった時、①をやるのはなんとなく相手に失礼というか、自分ごときの面白くない会話に付き合わせているのに、さらに聞くための時間も取らせるなんて恐れ多くて無理!! と思っていたんですよね笑
なので、自分が発言に時間をかけるなんて言語道断、話を整理するためのストップ禁止! みたいな笑 そして、そう考えているからこそ、話すのが怖くなって余計何も言わなくなるという笑
そう、自分が会話が苦手だったころは、基本的に話すのが怖いっていう印象を持ってましたね。
特に、周りの人が面白い人が多い期間が長かったので、自分もそれぐらい面白くならないといけない、でも自分の頭の回転ではそんな機転の利いたことは言えない、何かしゃべってもすべるだけ、うぅ、怖い……😢
という状態でしたねー。
マインドセットの項目でも話しますが、そういう「話すのが怖い」という意識をしすぎないようにすることも大事です。
なかなか大変ですが、そのあたりは会話に対する自信をつけていけば大丈夫で、その自信をつけるための方法も他のところで書いていきますねー。
さて、話がまた脱線してしまいましたが、会話においては自己開示は最高の促進剤なのに、それをどんどんできなくする最悪の負のループにハマっていたわけですねー、怖いです……😢
なので、自分の話が無価値なんて思わず、話の途中でも何か考えて、話を整理して会話をしていって大丈夫ですよ、ということですねー。
次に②について。
上に関係することですが、話してる途中で追加してこれも言っておきたいなと思うことが出てきた場合、追加して言っちゃって大丈夫ですよ、というところです。
3.の追加情報を出していくという観点ともかぶってきますが、追加があればその分だけ相手は反応できるポイントがあるので、どんどん増やしてもらって大丈夫です!(もちろん話を重ねすぎるのはNGですが笑 相手が相槌を打って聞いてくれる範囲内なら全然問題ないです笑 相槌が消えたら完全に疲れてたり飽きたりしているので、その分量を超えないようにしましょう笑 まあ普段そこまで長く話すことはないですが笑)
この2点は会話の自己開示の苦手克服のための押さえておきましょう!
5.は特にいうことはないですね、1~4を踏まえて相手に話しましょう、というところです!
さて、かなり具体的にお伝えしたので、会話の中での自己開示とは一体どういうことなのか、少しでもイメージがつかめたでしょうか? 何か参考になれば幸いです!
自己開示ができない原因
次に、自己開示ができない原因について書いていきます。
この原因ごとに対処法が違います。
まず、人が自己開示ができるという状態になるまでの、基本的な心のプロセスを見ていきましょう。
おそらく以下のパートに分かれると思います。
1.自己開示をするメリットが分からない
2.自己開示をするメリットは分かったが、自己開示をすることに対して前向きになることができない
3.自己開示に対して前向きだが、経験不足で不安
4.自己開示ができる
これらの4つのポイントについてみていきましょう。
まず、1.自己開示をするメリットについては、最初の項目で書いた「自己開示とは」でだいぶ丁寧に書いたと思うので、スキップできればと思います。
相手との距離を縮めるために最適なツールという何物にも代えがたいメリットがあります。
ちなみに、自分が会話が苦手だったときは、1.がかなり大きなネックになっていたと感じています笑
本当に自己開示をするメリットとかわかっていなかったので笑
ただ、ある時「あるページで自己開示が大事だって書いてあるから、全然メリット(自己開示をした後の会話の変化とかを当然全くイメージできていなかったので笑 相手があんなにしっかり話してくれるようになるなんて思わなかったです笑)のイメージが湧いてないけどやってみるか……」と思ってやってみました。
あ、あと、周りに自己開示の神みたいな人が現れてくれて、その人がコミュニケーションとは何たるかというものをすごい実感させてくれて、「なるほどねー、こうするものなんだねー」と分かったというのも大きかったですねー。
今でも大変感謝しております……!
そうやって自己開示をするメリットが分かるのが第一歩というところです。
次に、2.自己開示をすることに対して前向きになれないについて。
こちらがネックになっている方が多いのではないかと思うのですが、本当に多様な理由がありますよね。
自分が実際に経験したり、思いついたり、調べたりして当たったことでは以下のような理由があるかと思います。
①自分の話が面白くなく笑いなどが取れないので自己開示に苦手意識がありできない。
②自分の意見や感情などをまとめられておらず、そもそも何かを言おうと思っても言葉になって出てこないので自己開示に苦手意識がありできない。
③自己開示によって自分を否定された経験が強く印象に残っており、自己開示に苦手意識がありできない。
①についてですが、こちらは、1つ思うところとして、「周りのコミュニティの会話力が高すぎる」説を推します、ええ笑
ありましたよ、自分も高校時代と大学の研究室時代は、周りのコミュニティの会話力が高すぎて「こんなのがパンピーの会話の基準なのか……!? 死にてえ……(´;ω;`)」レベルで自尊心を削られまくってました笑
なので、いったん冷静になって、「この周りの人たちの会話力が本当に世間の一般水準なのか確かめる必要がある……」と認識をし、色々なコミュニティや人の会話を見てみることをおすすめします。
こちらは別の記事で詳しく書きますが、自分の好きなものについてのコミュニティに参加してみたり、生放送とかで誰かの一人語りや、数人の雑談の生放送を聞いたりするといいと思います。
あ、人気プレイヤーは駄目ですよ、また自尊心を半端なく削られるだけなんで笑
メジャーとは言いがたい、まさしく一般人がだらだらっとやってる放送を見ることです。
「ああ、あの世界観は特異点だったんだな……よかった……」と実感できます笑
こうやって、まず自分の目線を高すぎるところから、適性なぐらいの普通な水準まで引き下げるのが大事です。
笑いが常時発生するような空間ははっきり言ってこの世の会話のトップ級空間でしか起こらないですよマジで笑
もっと普通を見ていきましょう笑
①についてはこんなところかと思います。
②については、自分の感じたことをすべてメモに起こしてみることをおすすめします!
自分も会話が苦手だったころ、こういう状態だったことがあり、その時は自分のエピソードや感じたことを色々と文面に起こして「話すときはこういうことをこういう流れで言おう」と考えをまとめてから、会話という舞台に臨んでいました笑
それでも上で挙げたような会話での抵抗感から、しゃべれないことも多かったかと思いますが笑
準備しておかないと本番でもできないので笑! 備えていきましょう!
③について、こちらは一朝一夕では直すことは難しいですよね……!
これはまだ考え中の段階ですが、実際の優しい会話練習を通じて、自己開示をする感覚を身に着けていく、という流れがいいかと思います。
もしこの記事から反響があって、そういう会話練習の舞台に需要があると分かったのであれば、また作っていければと思うところですねー。
これについては、「3.自己開示に対して前向きだが、経験不足で不安」も同じ感じですね。
練習の場をまた作っていければと思っています。
これらの壁を乗り越えていければ、会話の苦手克服の一歩として自己開示ができるようになると感じています!
会話の苦手克服のために、自己開示ができるようになるためにできることはこんなところかなと思います!
また、会話の苦手克服のためには自己開示以外にも重要な点があるので、必要な情報を総合的に以下の記事にまとめています、ぜひご確認ください!