【経営学とは】2.解決する課題設定
経営学とは何かを把握する上で企業活動の全体像を理解していくことは重要です。
まず、企業活動の端緒となることが多いのは解決する課題設定です。
大学の経営学ではそこまでしっかりと取り扱わないかもしれないですが、重要だと思うので書いてみています。
そもそも、企業は何かしらの課題を解決することを目的として設立されていることが多いです。
より具体的に言えば、企業の作る一つ一つのプロダクトは何かしらの課題を解決することを目的としていることが多いです。
身の回りを見ればそれだけで色々と目に入ってきます。
自分がたまたま身の回りにあるものを見るだけで、
パソコン……コンピュータの持つ計算能力やソフトの機能、記憶能力など、人が特性上抱えていた制限という課題を解決。
マウス……パソコンへの指示が送りにくいという課題を解決。
バッテリー……電子機器にどこでも充電できなくて困る課題を解決。
コップ……液体を入れて持ち運べないという課題を解決。
マスク……口や鼻から感染が広がっていってしまうという課題を解決。
ばんそうこう……ケガした場所を保護できないという課題を解決。
ティッシュ……必要な時に鼻をかんだり、色々なものをぬぐい取れないという課題を解決。
本……情報を効率よく残すことができないという課題を解決。
(思った以上に身の回りに電化製品以外の日用品が溢れていて、イメージとは違う感じになってしまったのは内緒です笑 なんか電化製品は分かりやすいですよね、洗濯機は洗濯版などを用いた洗濯が面倒という課題を解決したり、掃除機は箒などでほこりを集めたり捨てたりするのが面倒という課題を解決したりしています)
挙げてみれば挙げてみるほど、身の回りのものは何かの課題を解決していくために存在していることが分かります。
身の回りの物質だけではなく、提供されている色々なサービスなども、課題を解決するプロダクトが多いです。
(課題の解消起点だけで捉えると分かりづらいですが、「こういうことをしたいと思ったけど、できなかったので作った」という視点でも捉えられます)
Google検索……インターネットに公開されているだけだった無数の情報にたどり着くのが困難という課題を解消。
Amazon……家の近くにあるものしか買えないという課題を解消。
Word……パソコンで簡単に文章を作成できないという課題を解消。
PowerPoint……パソコンで簡単にプレゼンテーション用のスライドを作成できないという課題を解消。
Youtube……動画を簡単に公開してだれにでも見せられないという課題を解消
こういった形で、よのなかに存在するありとあらゆるサービスは課題の解消を主眼に置いて構築されています。
……ちなみに、Instagramなどはどうなのだろうって? TikTokなどはどうなのだろうって? Twitterなどはどうなのだろうって?
……君は気付いてはいけないこの世の真理に気付いてしまったようだ、消えてもらおう( ^ω^)(機関の差し金が現れた!)
いや、そうなんですよね。(ボケを放置して先に進めるスタイル)
課題解決だけでは語れないサービスもあるんですよね、ええ。
もっと言うとYoutuberとかも、課題解決という方向性とは違いそうなんだけれども、めっちゃ人気なのとかあるのでね?
あと、ゲームとかね?
ちなみに最近知った非常に驚きの事実として、日本は1月当たりのスマホゲー平均課金額が世界一なんだってね?
もはやこれこそ解消が必要な課題なのではないでしょうか(白目)
ただ、これらの例を見てみてると、提供されるサービスは課題の解決とは明らかに違う軸がある気がしますね?
これは、自分的には「楽しいなど、自分にとってメリットがあるがゆえに、余剰資産の使い先になるサービス」と捉えています。
楽しいなど、自分にとってメリットがあるので、余った時間、余ったお金(余った、という表現が正しいかわかりません、というかそれのために稼いだり時間を作ったりしている説さえあります……!)を費やすサービスというのも社会には存在していると感じています。
つまり、社会にあるサービスは主に2つです。
・課題を解決するサービス・プロダクト
・楽しいなど、ユーザーにとって精神的なメリットがあるサービス・プロダクト
別の表現で言い換えるならば、
・負の感情を解消するサービス・プロダクト
・正の感情を喚起するサービス・プロダクト
の2つがあるということです。
この2つの軸をもとに、この世のサービスやプロダクトは構築され、そしてユーザーがそのサービスやプロダクトを利用する過程で何らかの利益を上げていく、これが企業活動の根幹となっています。
経営学とは何かを考える際に、企業の目的は究極はここに向かっていることを意識して考えないと本質的に役に立つ知識になってこないので、この点はぜひ心にとめておきましょう!
ちなみに、負の感情を解消する、ということにこだわる企業が日本にあります。
負の感情を感じさせるものは、だいたい「不」という漢字を用いて表現されています。
不便とか。不満とか。不安とか。
「不」っていうのは負の感情を感じさせるものについていることが多い漢字なんですよね。
この「不」の解消を掲げている企業がリクルートです。
控えめに言って素晴らしいですね!
好きな企業なんで、露骨なダイレクトマーケティングをしていきますよ!!
Openwork(企業の口コミサイト)での評価も当たり前のように高くて素敵ですね!!
https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000G2dV
いや、やっぱりリクルートはいいですね。
好きカですわ。
え? 好きカって何かって? 好きピ(好きなピープル)をもじって好きカ(好きなカンパニー)という言葉を今生み出しました。
うわ、作り出しておいてなんですが二度と使いたくねえ(無責任)
可愛さがゼロだった……( ^ω^)
まあ、でも自分の好きな企業の話とかはどうでもいいのです。
よのなかには二つのサービス・プロダクトがあり、その一側面に非常に注目している企業もあるよ、という話でした。
後者の特徴に注目している企業はあるんですかね?
すごい「ここ!」というイメージがある企業はないですねー。
知っている方がいたら教えてください!
さて、次の記事は余談となりますが、解決する課題設定に関連して、「企業は実際どんなミッション(課題解決)を掲げて運営されているのか?」に注目して、色々な企業を見比べてみましょう!
これを見ると、日本の企業の国際的な競争力がそれほど高くない理由の一端が見えてくるので恐怖ですよ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル